特色ある活動Activity

信州型コミュニティースクール ーきなさの学び舎ー

麻の体験学習
鬼無里では昭和30年代頃まで麻の栽培が盛んでした。そして、その麻を使って畳糸を作っていました。この畳糸づくりは、鬼無里を豊かにする貴重な産業でしたが、化学繊維の普及などの様々な理由により、現在では行われていません。  近年、この麻の復元事業が地域の方を中心に、県外の方とも協力して行われています。
 本校では、平成20年度よりこの麻の復元事業に関わって、4〜6年生を中心に麻体験学習を行っています。地域の方に教えていただき、昔から伝わる道具を使っての体験を通して、鬼無里の貴重な文化を学んでいます。

○麻煮(おに)…麻釜(おがま)で麻の茎を煮て、皮をはぐ準備をします。 
     

○麻剥(おはぎ)…煮た麻の皮を手で剥ぎます。
     

○麻掻(おかき)…麻掻包丁を使って、皮からいらない部分を取ります。
     

○麻績(おうみ)…麻掻をした麻の皮をより合わせて、長くします。
     

○麻撚(おより)…麻績した麻を更により合わせて強くします。
     

○糸合わせ …長さをそろえて切ります。
     
読み聞かせ
月に一度、地域の方に来校いただき読み聞かせをしていただいております。読む内容は、季節に関係のあることであったり、鬼無里に関係のあることであったり、生演奏を入れて下さったり多岐にわたります。
     
     1年.2年 鬼女紅葉のはなし

     
     3年.4年 季節に合わせた「月」のはなし

     
     5年.6年 役を分けての読み聞かせ
俳句作り
鬼無里小学校は俳句作りがさかんです。四季折々それぞれの学年で俳句に親しみ、夏・冬の2回、全校で「校内俳句会」が開かれます。3月には、全校俳句集「ぶな」を発行します。
みどりの少年団
自然に囲まれた鬼無里小学校では、「みどりの少年団活動」も活発です。年2回奥裾花に行き、水芭蕉やブナの観察、ブナの植林や下草刈り、ブナの実採集などの活動を行っています。平成26年度から,全校で取り組む活動になり,自然に親しむ機会が増えました。
なかよし活動
鬼無里小学校では、1年生から6年生まで、たてわりで班を作って活動する「なかよし活動」を行っています。金曜日の朝は、なかよし班で遊んだりボランティア活動をしたりして、1〜6年生でなかよく活動します。また、「なかよしゲーム集会」や「なかよし給食」など、なかよし班での活動がもりだくさん。なかよし活動を通して、大きい子、小さい子の交流を深めています。
太鼓の学習
鬼無里地区には「鬼女紅葉太鼓保存会」という太鼓の団体があります。保存会の方々のご好意により、太鼓を学校に置かせてもらい、自由にふれることができます。その良さをいかし、鬼無里小学校では、1年生から6年生まで学ぶ太鼓学習に取り組んでいます。  子どもたちの太鼓の練習には、鬼女紅葉太鼓保存会の方々が協力してくださいます。基本の打ち方から練習曲、紅葉太鼓オリジナルの曲まで教えていただきます。太鼓の学習を通して、子どもたちは心も磨いています。  鬼無里地区内の様々なイベントで、小学生が太鼓演奏をさせていただく機会があります。6年生を中心に全校が、たくさんの人たちの前で練習の成果を発揮し、子どもたちの励みになっています。
 平成27年度からは「きなさっ子学園発表会」という、地域の先生から学んだことを発表する場ができました。太鼓の学習もその一環として全校で発表します。どの子どもも生き生きと、真剣に叩きます。
水辺の学習(〜平成29年3月)
『海と日本プロジェクト』に参加しました。


8月28日に裾花川で学習会を行いました。


10月14日に佐久子ども未来館にて学習会を行いました。

児童会活動

なかよし委員会
児童集会・生徒集会の計画運営を行っています。
運動会や音楽会のテーマを決めています。
朝・夕の放送を担当しています。

        にこにこ集会の様子
生活委員会
生活目標作りを行っています。
2時間目休み・昼休みの図書当番を担当しています。
読書月間には、全校に向けて「読み聞かせ」も行います。

         読み聞かせ

鬼無里小学校の児童会は,2つの委員会を設置しています。

委員会活動には3・4・5・6年生の全員が参加し、それぞれの委員会が学校や地域のためになる活動を進めています。

また、6年生が中心となって企画運営をする「1年生をむかえる会」や「児童会祭り」、3月には児童会を引き継いだ5年生が中心となって進める「6年生を送る会」など、全校が参加して楽しむ児童会行事もあります。

平成28年度から中学生と同じ校舎での生活が始まっており、委員会活動と生徒会活動,お互いに分担したり協力したりしながら,新しい形の児童会活動をめざします。