
6月29日 「心こそが問題!やる気を持ちましょう」
おはようございます。もう明後日は7月。今日から数えてちょうど1ヶ月で1学期が終わります。夏休みも近くなってきましたね。 さて、今日は初めに「掌(てのひら)の中の小鳥」というお話します。
昔、ある村のあるお寺に、どんな質問にも答えられるというとても利口なお坊さんが住んでいました。その噂を聞いた隣村のいたずら好きの子ども達が、そのお坊さんを困らせてやろうと、ある日、小鳥を捕まえて出かけていきました。子ども達は、この小鳥を手に軽く握ってお坊さんに見せました。小鳥は、怖さのあまり目を閉じ、身を固くして少しも動きません。そして、子ども達はお坊さんに向かって、「お坊さんは、とても利口だという噂だけど、本当に利口かどうか、俺たちが調べてやる。もし、本当に利口なら、この手の中にいる小鳥は、生きているか、死んでいるか当ててみな」と得意そうに言いました。得意そうに言ったのには理由がありました。もしお坊さんが「生きている」と言ったら、手に力を入れて小鳥を握り殺して「死んでいるぞ」と答えよう、逆に「死んでいる」と言ったら、掌を広げて、空へ逃がし、「生きているぞ」とお坊さんと反対に答えられるようにしようと思っていたからです。しかし、お坊さんは、子ども達と小鳥をじっと見つめてから「・・・・・」と答えました。子ども達は、あまりにも見事な答えに、びっくりして逃げ帰ってしまいました。
お話はここまでですが、このお話を聞いて、皆さんはお坊さんが何て答えたと思いますか?
だれかどうですか? こんな風に答えたと思うことを発表して見て下さい。お坊さんは「その答えは、お前達の手(心)の中にある。お前次第だ! どうだ!」と答えたそうです。「すごい答え」ですね。そうです。どうするかは、小鳥を握っている子ども次第。生きていると言えば、握りつぶすし、死んでいると言えば、空へ逃がす。それは、小鳥を握っている人の心次第です。このお話は1つ大切なことを教えてくれているように思います。それは、「自分をどうするか」もう少し分かり易く言うと、「自分を頑張り屋さんにするのか、怠け者にするのか」あるいは「自分をよくするか、悪くするか」は「自分の心、心がけで決まる。心がけ次第」ということです。
先週はプール開きで、今年の水泳の目標を発表して貰いました。また、前回の校長講話では「お掃除と挨拶のお話」をしました。次の文は、6年生のお便りに出ていたものです。
「今日も掃除を頑張りました。実は、昨日、新たな問題が発生しました。それは、丁寧にやると、遅くなって、流しの掃除ができなくなってしまうということでした。でも、今日は、2つともこの問題を解決しました。ぼくは、掃除を早く進め、きれいに出来るようになったと思いました。今日は、今までの何倍もすっきりしました。この掃除を続けたいです。」という文です。書いてくれたお友達は、トイレと流しの2つの場所を掃除している人です。1つを丁寧にやるともう一カ所が丁寧にできなくなってしまう。「それでも、まぁいいか」と思ってやっていると、2つの場所をしっかりきれいにできない。「でも、なんとかしなければ」「そういうことができる自分になりたい」という心構えを持ってやってみると、それができたというのですね。
これは、1つの話ですが、皆さんも「やる気を出す」。「しっかりと心構えを作る」と言うことが、自分に進歩をもたらしてくれるのです。
授業を受けるとき、宿題をやるとき、プールでの練習、その他、何かしなければいけないとき、しっかりと「やる気」を出して取り組んでみて下さい。そうすれば、きっと、できないことができるようになったり、早く済ませれるようになったりと自分で自分を良い方へ変えられます。ですから、何か取り組むときは、「やる気」を出して、自分で自分を高めたり、願った目標がかなえられたりできるように努力してみて下さいね。
やる気を続けると、それは本気になります。本気になると、本当の力、頑張る力がついてきます。本当の力がついてくると、自分の進歩につながります。
その力が身に付くかどうかは、皆さんの心がけ次第です。夏休みまでの残り1ヶ月、そんな心を持ってしっかりとまとめをして下さい。そして、その頑張りを夏休みに繋げられるようにしましょう。
これで、校長先生の話を終わります。