平成12年のできごと

第35回銀河祭「THE DREAM VOYAGE

 ペットボトル数百個を集めた

ペットボトルドームを製作し、中庭に設置した。「ふれあい広場」の時間を利用し、中庭では「未成年の主張」が行われた。図書館のベランダから参加者が思い思いの主張を叫んだ。

一人一人の「乗組員」が協力し合い二日間の夢航海は花開いた。また新たな航海が始まる。



柔道部・個人90kg超級で全国大会に出場

 柔道男子個人90kg超級で全国大会への出場を果たした。その他の部活でも、女子ソフトボール部(ベスト8)、野球部(三位)、陸上部、柔道部が、個人または団体で県大会・北信越大会に進む活躍をみせた。他方、本年度を最後に、残念ながら、水泳部の廃部がきまった。



演劇部 創作劇「白と黒の仮面」を熱演!

 演劇部では、副部長の宮川昌子さんがシナリオを考案し、3年生7人を中心に全員でゼロから創り上げた、他には絶対に存在しない創作劇「白と黒の仮面」を、市民演劇祭と銀河祭において上演した。市民演劇祭では優秀賞を受賞するなど、多くの賞賛の声が送られた。意見のぶつかり合いや、自分の演技の限界を乗り越えた末の、成功であった。



「小異を捨てて大同につく」      生徒会長

 僕は、三年生の春、長野市中学生訪中団の一員として十名の仲間とともに中国を訪問しました。(中略)そこで、ある一つの言葉に出会うことができました。

 それは、さまざまな場面で中国の人々が好んで使う「小異を捨てて大同につく」という言葉です。「小異」とは「小さな食い違い」であり、「大同」とは「大筋で一致できること」です。つまり、小さな意見の違いや対立にはひとまず目をつぶり、より大きな目標、より大きな理想に向かって共に歩んで行こうという意味です。僕はこの言葉を最初に友達となった中国の中学生、高君から教わりました。

 僕たちの身の周りには、クラスの中にも、部活や生徒会活動の中でも、学校全体の中でも、友人関係の中でも「小異」はいくらでも転がっていると思います。でも、そのような「小異」にばかり目を向け、お互いに非難しあってばかりいてはより大きな人の輪にはなりません。 (中略)

僕たちは二十世紀から二十一世紀にかけて、この篠ノ井西中学校で過ごすことができました。二つの世紀にまたがるというのは、考えようによっては奇跡的なことです。二十世紀は「科学の世紀」とも「戦争の世紀」とも言われています。二十一世紀が果たしてどのような世紀となるのか、その扉は今開かれたばかりですが、僕たちは「大同」につきながら、大勢の仲間たちと希望の実現に向けて進んでいきたいと思います。

                          (銀河三五号より)













▼平成十二年度の主な学校行事と部活動成績▲

四・ 五 入学式(二二九名)

四・ 六 今井徹夫校長先生着任式

四・十五 人権を考える日

四・一八 全校での朝読書開始

四・二六 三学年奈良・京都修学旅行(〜二八日)

五・十二 人権教育講演会(木曽秀貴先生)

五・十六 鑑賞音楽会(東京21フィルハーモニック)
七・二三 女子ソフトボール部(優勝)、野球部(優勝)、柔道部(個人90s超級優勝)、陸上部2選手、県大会出場
七・二六 一学年戸隠キャンプ(〜二七日)二学年岩菅山登山(〜二七日)
八・ 九 野球部(三位)、女子ソフトボール部(ベスト8)、陸上部1選手、柔道部、北信越大会出場
八・    柔道部、全国大会出場
九・ 二 PTA講演会「児童相談から見た生徒たち」
九・二九 第三五回銀河祭「THE DREAM VOYAGE〜夢航海の記録〜」(〜三十日)
十・十六 中国石家荘市より研修生来校(張さん)
十・二七 一学年福祉講演会
十一・ 四 学社連携人権同和教育研究会
十二・ 四 AETジョン・ォブライアン先生紹介式
三・ 三 ボランティア講演会(青年海外協力隊経験者)
三・十五 三年生を送る会
三・一九 卒業証書授与式(二五九名)