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学校長あいさつ

校長の阿部悦夫と申します。令和7年度は、4月に99名の入学生を迎え、全校児童577名、職員46名でスタートしました。昨年度より長野市「しなのきプランⅡ」がスタートし、子ども達の自学自習の資質能力の伸張に向けて一層取り組むと同時に、本校の学校教育目標『天賦の能力の開花』の具現を目ざし、精一杯努めて参ります。どうぞよろしくお願い致します。

1 学校教育目標『天賦の能力の開花』具現に向けためざす子どもの姿

 『天賦の能力の開花』の具現のために・・・~ 自信や意欲を高め、生きる力を身につけながら自身のよさや可能性を伸ばす ~


青木島小学校は昨年度開校150周年を迎え、再び新たな一歩を踏み出しました。

複雑かつ多様化が進み、予測困難な社会に突入している現在、本校の児童がたくましく未来を切り拓くためにも、児童と教職員が共に『天賦の能力の開花』を目指す青木島小学校でありたい。そのためには、子どもたちが「私ってけっこうできる・いいかも」という経験を積み重ね、自尊感情を高める中で、自分の可能性を自覚し、追い求める意欲を育みたい。また、私たち教職員自身も今までの教育の殻、己の殻を打ち破り、教師としての可能性を追い求める集団でありたい。と願っています。

本校の子どもたちは、地域の方々の温かな眼差しのもと、誠実で、友だちと共に仲良く真面目に生活をしようとする姿が見られ、明るく元気に学んでいる子が多いと感じます。その一方で、「自分が何をしたいのか・知りたいのか・わかりたいのか」という主体的な願いをもてずにいたり、もっていてもそれを表出せずに、教師の指示や周りの動きに身を任せたりする姿も見られます。この背景には、現状の人間関係の変化や失敗への恐れから「これをやってみよう」「あれもやってみたい」という好奇心が発揮できずにいる状況があるとも考えます。であるならば私たち教師は、個の好奇心をくすぐり、活動を躊躇する思いを和らげながら、友と協働する活動を設けることで、子どもたち一人ひとりに自分の可能性(「私ってけっこうできる・いいかも」)に気づかせる支援者を目指さなければならないと考えています。

そこで、今年度のめざす子どもの姿を
テキスト ボックス: 令和7年度 めざす子どもの姿
自分の可能性にふれて 「なりたい自分」 をえがく子ども ~自分らしさの発見・追求~

とし、その過程で大切にしたい子どもの姿をキャッチフレーズにし、

テキスト ボックス: 令和7年度 キャッチフレーズ
やってみて(出会い) 楽しさ知って(発見・探究) えがこう未来のわたし(挑戦・努力・克己)


と設定しました。


2 目標達成のための 今年度の学校づくりの重点

「めざす子どもの姿」をイメージしながら、昨年度の子どもたちの様子を振り返り、今年度は「主体的な学び」「自己表現力」「相手意識」「自尊感情」をより高めることを本校の教育の重点としました。また、開校151年目を迎え地域に根差した学校教育文化を発展させるためにも、保護者・地域と共に「ふるさと青木島」の力を結集して次世代の子どもを育んでいくことは欠かせないとも考えています。そこで、今年度の学校づくりの重点を以下の3点としました。

 

重点1 【主体性の育成】 ~ 子どもが自分らしく学ぶ授業へ ~

1 授業改革

(1)教師も子どもも わくわくする授業

 ICTを有効活用しながら

・「わくわく」を生むために、「あれ?」「どうして?」の出会いを大切にする。

    ・「個人で」と「友達と」の追究の場面を整理して位置づける。 

  ことで、「新たな追究(発展的わくわく感)」を生む授業を目指していきたいと考えていま  す。

 (2)生活科・総合的な学習の充実

    正解を見つけ出す学習、記憶が苦手な子など、教科学習でわくわく感を得られない子にとって、探究活動を中心とした生活科・総合的な学習は、体験を通して学びの楽しさを五感で感じることができる絶好の場です。中核的な活動を据え活動(探究)を深めることで「私たちのクラスは・・・」と子どもたちが自慢し始めたら、教師もわくわくしてくるはずです。

 2 自己表現力を高める

    今年度は「話し合い」で答えや結論を導き出すという視点に加えて、相手の思い・考えを聞いてそれに応えるコミュニケーション(「応え合い」)が大切だという視点を子どもたちと共有してほしいと考えています。考え・思いを伝えられたら自分にはそれに応える役割(責任)があるという意識の醸成により、言葉による自己表現の必要感を子どもたちが得られると考えるからです。

   また、「自分らしさ」を表現するには、様々な形があることを伝え、表現する楽しさを知  ってほしいと願っています。本校には歌声という表現手段が位置づいていますので、今年度  は、その他の身体表現としてダンス(長野県ストリートダンス普及協会)や演劇(青木島を  拠点とするプロの劇団『劇空間夢幻工房』)の窓口を加える準備ができました。関心がなか  ったしやろうとも思っていなかったことと出会い、キャッチフレーズ「やってみて、楽しさ  知って・・・」という経験ができれば、こんなに素敵なことはありません。

 

重点2 【自・他を認める心の育成】
 
~ 「自分らしく、共に生きること」の喜びを得る人間関係づくり ~

 1 相手意識の涵養

 (1)多様性を包み込む集団づくり

 (2)あいさつで心つなぐ関係づくり

  

2 自分を大切にする心の育成

(1)自尊感情の高揚

(2)心と身体の健康意識の向上

 

 重点3 【つながる・広がる学校】 ~ 保護者・地域と育む「子ども」と「学校教育文化」 ~

1 開かれた学校

毎月第3金曜日を学校開放日には、20名程の保護者が来校されています。これを継続するとともに、保護者が相談しやすい雰囲気づくりを心掛けたいと考えています。また、地域との連携・協働をさらに進め、地域に飛び出した学びを展開していきたいと思います。そして積極的な教育ボランティアを依頼し、「地域の先生」を発掘していきたいと思います。


2 保護者・地域と共に描く子どもの未来

子どもの未来のために今何をすべきかを保護者と共に考えていく姿勢を大切にしていきたいと思います。

3 「ふるさと青木島」を思う心の土台づくり

地域の「ひと・もの・こと」との関わりの中で、温かさ、偉大さ、深さ等にふれ、人間形成

 の土台を培っていき隊と考えています。


4 丁寧な情報発信

 出来事の様子に加えて、子どもたちの姿を担任としてどう捉え、その育ちをどう意味づけ  ようとしているかを語るようなお便りを目指します。また、ホームページを通して学校の様  子を随時公開していきます。