戻る

赤熊(しゃーま)

保科小学校の近くの高井穂神社の特別な祭りとして伝えられている、「赤熊(しゃーま)」は、「奴巻(やっこまき)」または、「大名行列」とも言われ、遷宮祭や御柱祭などの大きな祭りに 10年に1度ぐらいの割合で行われています。
赤熊(しゃーま)とは、長い棒の先につけられたふさふさの動物の毛のことをさしますが、それを使うお祭りなので、お祭り全体の名前となっています。
遷宮とは、神社の社殿(神様の住まい)を建て直して、新しい社殿に神様を移すことです。このとき、神社のご神体(神様のしるし)を仮りの社殿に移して建て直しの工事を始めますが、高井穂神社では神社の元締(神社を管理する中心の人で、会計等をしている)さんのお宅を仮りの社殿としています。
建て直しの工事が終わると、ご神体を新しくできた社殿に移しますが、このときのお祭りが遷宮祭とよんでいます。平成11年度の遷宮祭で、赤熊(しゃーま)が行われました。ご神体ををお守りする行列は、大名行列になぞれえていて、子どもを殿様にして、それを中心に進みます。赤熊(しゃーま)を行うと決まると、保科の人たちは、各地区ごとに行列中の役割を決めて、けいこや準備が夜までかかって行われて当日を迎えます。
祭りは、元締さんのお宅から赤熊(しゃーま)を先頭にして、行列が出発します。そして、 で各地区ごとの出し物が され、 を守って神社にむかいます。このとき、赤熊(しゃーま)は られながら進み、神社に着くと、 を に収め、大きく られて終わります。

戻る