校長室からその1      学校長 中島 峰子

  めざす学校像は、「子どもたちが喜んで通える学校」ですが、全校児童が全員集合の日が多く、何よりうれしく思っています。これは、児童間、児童と職員間の関係が密で温かく、お互いのよさを見つけ伝え合う機会が多いことが、大きな要因だと思っています。

一人ひとりの体験多き学校     一学期前半の活動より
食物をつくる体験

  米作り

 毎年5年生が中心に米作りに挑戦しますが、田植えは4年生以下も加わり、5年生が先生で下の学年の子どもたちに教えます。芋井小の子どもたちは、入学してから5回の手植えを経験します。人や自然と関わりながらの米作りです。



【5年生の作文より 5月下旬】                
 わたしは、「田植えで、しっかり根をはれるように苗が植えられるか」が心配でした。(中略)半分ほど苗を植え終わったら2年生と3年生が田んぼに来ました。2年生にしっかり植え方を教えてあげようと思いました。苗をとってあげたりやり方を教えてあげたり、手をかしてあげたりして、どんどん教えられてよかったです。






りんご作り

 学校から少し行った畑の1本のりんごの木をお借りしています。3・4年生が、地域の特産でもある「りんご作り」を、畑の所有者でもある○○さんから学んでいます。
 この学習は、すでに20年も続いている、芋井の伝統の体験学習です。









【6月上旬、摘果を体験する子どもたち】





野菜作り

人数の割に十分な広さの畑を、学校から少し離れた場所に借用。どの学年も、子どもたちと相談で、野菜作りに取り組んでいます。この春の作付けは、以下のような野菜です。
2年:ジャガイモ・キュウリ・スイカ・サツマイモ・ミニトマト       ・大豆
3年:ジャガイモ・キュウリ・スイカ・カボチャ・キャベツ
   人参・トマト・サツマイモ

4年:ジャガイモ・スイカ・キュウリ・サツマイモ・ポップコーン        ・大豆
5年:ジャガイモ・スイカ・トマト・プリンスメロン・サツマイモ
  ・ピーマン

6年:ジャガイモ・キュウリ・大豆・プリンスメロン
  ・トウモロコシ



【ある学年の苗の植え付けの様子】
子どもたちは4人で協力して分担しながら畝を作ったりマルチシートをはったりしています。どんなことをやればよいか体にしみついているようで、次から次へと進めていきます。





 一人一人が体験して学ぶ授業
 少人数での学習ですので、子どもたち一人ひとりへの指導は手厚いです。その上、特に算数では、T・T指導を行っていますので、個別指導が充実しています。
 また、一人実験、一人調理等々、個別追究の場面では、一人一人が体験して学ぶことが可能で、それを大切に取り組んでいます。


 【歯科保健学習の「かみかみセンサー」も全員が体験】


   








 責任感を育てる仕事体験
 清掃活動・・・縦割り4グループで、前半と後半、別々な清掃分担をきれいにします。  
 児童係活動・・・放送、体育、保健・給食、飼育、企画の5つの係があり、4年生以上で運営しています。特に、放送は、4年生以上全員で、当番制で取り組んでいます。うさぎ当番にいたっては、全学年の子どもたちが当番となります。



【高原学校の○○小との朝の会ラジオ体操で師範の鏡バージョン バッチリの体育係長】

【二人の放送で学校が動く】

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