清野の里

清野小学校周辺の環境


学校西側に広がる長いも畑 学校東側に広がる野菜のビニールハウス畑


 清野小学校の周りには、南に学校の裏山のような「妻女山」があり、遠足をはじめとして、探検、児童会行事のための薪拾い、生活科・理科・社会科学習・そり遊びなど子どもたちの格好の学習や遊びの場として親しまれています。上杉謙信と武田信玄の川中島の戦いで有名なこの妻女山には展望台もあり、長野市を一望することができます。したがって、開閉会式場、フィギュアスケート場などのオリンピック施設も視界が良いときは、はっきりと見ることができます。

白鳥の飛来を機に整備された大里白鳥の池 清野地区の近くを流れる千曲川

 
四季の移り変わりに合わせて、妻女山の緑の変化は一段と鮮やかで、高原に近い盆地ならではの著しい1日の温度変化がもたらす秋の紅葉は格別な趣があります。また、厳しい冬を乗り越え、白銀の世界の中に少しずつ温もりのある土が顔を出す頃になると、妻女山の麓にあって、かつて白鳥が飛来した『大里白鳥の池』の周りには、ふきのとうが芽生え、オオイヌノフグリをはじめとした草花が所々にまとまって咲き、そのうちにウグイスやカッコウ等の小鳥たちも飛び交う光景が見られます。そうした早春の息づかいも、北信濃の人々にとっては嬉しく、勇気づけられるものであります。

また、学校の西側には、千曲川(やがて信濃川と名前を変える日本で最も長い川)によって形成された深い砂地を利用して、長いもが広々とした畑で栽培されています。そして、東側には、キュウリ、トマトといった野菜が栽培されているビニールハウスがたくさんあるなど、豊かな自然や農耕地に囲まれています。現代の子どもたちは、コンピュータゲームやテレビなどで遊ぶことがかなり多いのですが、それでも清野の子たちは、そうした自然と戯れるのも大好きで、昆虫や植物や山川と遊ぶ姿はとても生き生きとして輝いて見えます。

また、捨てられた動物を保護したり、ゴミや空き缶を拾ったりするなど、自然にある生命やみんなが利用する場所を大事にしようとする活動もいろいろやっています。スポーツでは、剣道・野球・ソフトボールなどが盛んですが、ウィンタースポーツでは、スピードスケートに取り組むグループなどもあります。

(1997年夏、ポーランドで開かれた日本デー″に際し、ポーランドへ送った『ポーランドの友へ』より)

清野で見つけた昆虫たち


清野の人物紹介

清野小学校博物館


創立120周年

(過去のHPより)