“俳句”をつくろう

  〜全校で俳句をひねっています〜
                                                                      学校長

 本校では、国語学習で表現してきた詩・俳句・短歌・作文をまとめ、読み合うことにより友だちのものの見方や感じ方を知り、今後の学習に生かすことをねらいとして毎年、詩文集を作成しています。詩文集に載せられているどの詩や作文も大変にすてきな作品で、その子の顔や性格や家族の様子まで伝わってきます。この全校詩文集は今年で第四十集になります。四十年間この詩文集が続いていると言うことはすごいことですね。

 さて、21年度より、特に俳句作りに力が入れられるようになりました。校長室の廊下には俳句コーナーがあります。俳句作りは、前校長先生の提案で始まったものですが、芋井の自然に目を向け、豊かな心を養うことをねらいに、今年も大切に取り組んでいます。子どもたちの感性ってすごいです。五七五の十七文字に、願いと祈りと夢がたくさん詰まっています。子どもたちの作品の中から、いくつか紹介させていただきます。
 
        ・・・俳句作りを始めた 28代校長先生の思い・・・
    私は、江戸時代の俳人、小林一茶さんのふるさと柏原から赴任してきました。そこでは、全校で俳句の学習をしていました。一茶さんの俳句は、
   ハエやカ、ノミ に至るまで小動物や弱者をテーマにした俳句が多くあることから、子どもたちの人権感覚の育成にも一役買っていました。本校で
   もそれらの願いを込めて俳句ひねりを提案してみました。

子どもたちから寄せられた春の俳句

 ・たんぽぽはね つぼみのときに なにしているの   二年 
 ・ヨモギはね たべてみると おいしいよ   二年 
 ・ツバメはね びゅんびゅん空を とびまわる   二年
 ・こんにちは ふきのとうが かお出した   二年
 ・大きいな だるまがえるを つかまえる   三年
 ・チューリップ みんなならんで 歌ってる   四年
 ・すぎの木に 花ふんの大ぐん 飛びまくる  四年
 ・さくら花 ピンクにそまって お祭りだ  四年
 ・つくしんぼう となりのつくしと せいくらべ  五年
 ・春になり 虫たち顔だす 新学期   五年
 ・スイセンは ぼくらのような がんばりや   五年

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