市川 英三(いちかわ・えいぞう)
政治家(せいじか)
明治三年、布野に生まれた英三さんは、若いうちから柳原村の役職につき、次々に成果を収めていきました。村の消防組とか村産業組合などの組織をつくりあげ、耕地整理や千曲川の改修工事などの事業を完成させましたので、村民の英三さんに対する信頼はとても厚かったのです。特に、柳原村産業組合の初代組合長として活動の先頭に立ち、軒から有料模範組合として表彰を受ける成果をあげました。
その後上水内郡郡会議員に当選し、議長としての仕事もりっぱに果たしました。さらに県会議員にも当選して広く政治の世界で活躍しました。昭和十五年(一九四〇年)七十一才で亡くなりました。