藤森 治郎治(ふじもり・じろうじ)
軍人(ぐんじん)

 明治五年村山に生まれた治郎治さんは、二十歳の時から、兵隊さんとしての仕事をしました。途中に日清戦争・日露戦争という二つの大きな戦争がありましたが、そこでたびたび活躍をし、何度も表彰されたり勲章をいただきました。
 最後は少佐という高い位にまでなり、多くの兵隊さんの隊長として活躍しました。ふつうの兵隊さんからこのように高い地位にまでなる人は、全国をみてもほとんど無かったようです。兵隊さんをやめて村に帰ってきてからも、いろいろな役職を努めましたが、昭和十年(一九三五年)七十二才で亡くなりました。
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