宮澤 金右衛門(みやざわ・きんうえもん)
剣術家(けんじゅつか)
天保十四年(一八四三年)小島に生まれた金右衛門さんは、大人になると毎年人力車で江戸まで出向き、主に剣道を勉強しました。そのころの有名な剣道の先生である、山岡鉄舟先生の弟子として学び力をつけていきました。小島にもどってきて、自分の物置を改良した道場で、長野や須坂の人二百人以上に剣道を教え、心身を鍛えることに力をつくしました。
また、初めての柳原村村会議員や郡会議員としても長い間活躍し、地域の問題解決に取り組みました。明治三十八年(一九〇五年)六十二才で亡くなっています。