水野 九兵衛(みずの・きゅうべえ)
教育者(きょういくしゃ)

 九兵衛さんは、江戸時代の終わりごろ、布野でお百姓をしながら、自宅を教室にして近くの子どもたちに学問を教えました。お金などにこだわらないさっぱりとした性格の人で、お酒がたいへん好きであったようです。
 そんな九兵衛先生を慕う教え子たちによって、朝陽の長命寺に墓碑が建てられました。それは嘉永三年(一八五〇年)、九兵衛さん七十六才の時のことでした。今でも、長命寺の南端に大きな墓碑が残されています。
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