市川 庄兵衛(いちかわ・しょうべえ)
政治家(せいじか)

 庄兵衛さんは村山に生まれ本名は桜井彦作さんといいましたが、布野の市川さんの家にお婿さんに来て庄兵衛と名前を変えました。農業を受け継いで熱心に仕事をしていましたが、明治三十八年周りの人から人柄などを認められて柳原村の助役になりました。村長さんを助けて仕事をするうち、明治四十二年今度は村長さんに選ばれました。村長さんとして八年間村の発展のために努めましたが、特に村青年会の設立に力を入れ、初代の会長さんとしてめざましい活躍をしました。
 大正九年には上水内郡の郡会議員に当選し、真面目でよく考え、実行する時は思い切って進めるという人柄を知られましたが、昭和十八年(一九四三年)七十五才で亡くなりました。
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