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渡し船 古野神社の つなぎ石
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今からずっと昔、古野神社のすぐそばを川(裾花川の古川と思われます)が流れていました。
今は、ほとんどの川には橋がかかっていますが、当時は、橋がかかっていませんでした。ですから、用事や旅行で川を渡るときは、船で渡っていたのです。たぶん、村の人が川を渡るとき困らないように決まった場所に行くと、渡し船の船頭さんが向こう岸まで渡してくれたのでしょう。
神社の境内に、横一メートルほどの四角い石が据えられています。岸辺で船をつないでいたのが、この船つなぎ石だとされています。
表面が鈍く光っていて、いかにも、船をつないだ綱ですり減ってこのようになった感じがして、昔を思い起こさせる雰囲気のある石です。