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中俣城 本丸跡は 堀の内
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中俣の国道十八号の南側に中俣城がありました。お城というと松本城などの天守閣がそびえたつものを想像しますが、中俣城は、ほりに囲まれた「とりで」のようなものであったと考えられています。現在では、その場所が周りに比べてやや高いこと、また道路と建物の位置関係から、その様子を知ることができます。
今から八百年ほど前から四百年ほど前まで、ここには勝善寺というお寺がありました。中俣城は、須坂方面を治めていた井上氏が造ったと言われています。戦国時代、大名たちは自分の土地を守るために、武器を持って城の中で戦いに備えていたのでしょうね。やがて時代は移り、中俣城の役目は終わっていったと思われます。
なお、城跡にはお稲荷様をまつる神社があります。これが中俣に伝わる夜話の中で、娘さんが相談にいったお稲荷様でしょうか。