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風寒く 木花まいちる 柳原
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柳原には年に数回、二十から三十センチメートルぐらいの雪が積もることがあります。ところが、昔はもっともっと多くの雪が降ったのです。五十センチメートル以上も雪が積もり、歩くのにも大変だったときもあったそうです。そんな時、強い北風が吹き付けると、木に積もった雪が風に舞い、まるで白い花が散っていくように見えたのです。また、寒いときには木についた水分が氷になって、美しい景色になります。
今でも、冬は寒さが厳しい柳原ですが、毎年、柳原小学校の校庭では、雪合戦をしたり、雪だるまを作ったり、築山でそりをしたりして遊ぶ元気な子どもたちの姿が見られます。