柳原小学校の昇降口前に「標高三三七メートル」と書かれた石碑が建っています。標高というのは海からの高さを表します。有名な東京タワーの高さが三三三メートルですから、どのくらいの高さか想像できますね。『柳原ふるさとかるた』に出ている三三六メートルというのは柳原支所のあたりです。みなさんは、海からの高さ三三六メートルを高いと感じますか。それとも低いと感じますか。
長野市で一番標高が高いところは、飯綱山の一九一四・四メートルです。千曲川が長野市の南西から北東に流れることから、長野市の一番低いところは長沼です。柳原も、長野市の中では低いところだということがわかります。そのため、善光寺平で洪水が起こると、柳原は大きな水害になることが多かったのですね。
海からの高さ約三三〇メートル、今日も千曲川は日本海をめざして、ゆったりと流れ続けています。