今から、百年近くも前に今の公民館あたりに昔の柳原小学校が作られたのです。柳原は地名にも示されているように、柳の木に恵まれた地域でした。当時の小学校の正門近くに柳の木があり、学校開設よりずっと学校とともに、学校を見守るように堂々と育っていました。
校舎を今の学校の地に移すときに、何本かの柳の木が切られてしまいました。残された柳の木が、今も公園にあるでしょう。また、新校舎を建てる地にも柳の木があったのです。
こうしてみますと、私たち柳原小学校は、昔も今も、柳の木に見守られているのですね。
柳はその姿が優しく風情があるので、人の心をひき、万葉集の頃より、和歌や詩によまれることが多く、人々との関係が深いと言うことです。