「水内坐」とは、小学校のすぐ西側にある神社、すなわち小島の神社のことです。
地元の方々は、ふつう「みのちざ」と呼んでいますが、正しくは「水内坐一元神社」を、「みのちにいますいちげんじんじゃ」と呼ぶこともあります。「坐」を敬って言う言い方が「います、まします」ですが、ずっと古くその土地の神様を呼ぶ「坐」が使われていることから、このお宮の古さがわかるように思います。(実際には「?」の字が使われています。)また、水内(善光寺平)の一番位の高いお宮ということも含まれているようで、このお宮を大事に考えた小島の人たちの気持ちが伝わってくるような気がします。
今も小島神社の回りは田んぼが広がり、ケヤキ・アカマツは、平成三年二月長野市の保護樹木に指定されました。昔も小島神社は木がおい茂り、その静かさの中を鳥の声が、青く澄んだ五月晴れの空に気持ち良く響いていたことでしょう。