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れんこんも とれた昔の 中俣たんぼ
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あの穴のあいたれんこんが昔中俣辺りで、たくさんとれたというのですね。
それでは、みなさんは、れんこんが何からとれるのか知っていますか。そうです。きれいなうす桃色の花を咲かせるハスの根(正しくは根茎という)からとるのです。
ハスは、池や沼のような水のあるところに育ちますから、かつてこの中俣、さらには柳原地区にこうした湿った場所が多かったようです。実際、お年寄りの方にお聞きすると、昔は、蓮池がいくつもあったそうです。今では、中俣だけでなく柳原全体でもほとんど見られません。それでも、この写真にあるように、信大附属長野小学校には、今も蓮池があり、れんこんを作っています。
『伝えたい柳原』(第一集)にある昔話「雁の恩返し」には、助けた雁が、お礼にハスの実を落としてくれたことがのっています。